ＴＶアニメ『輪廻のラグラランジェ』には、放送の数年前から何度も足繁くロケハンに通ったというアニメーターたちによって、多くの人たちに知られた名所から、地元の人たちも知らなかった場所まで、鴨川が丁寧に描き込まれています。
実際の鴨川を巡りながら、2032年の近未来に息づくまどかたちの姿たちを想像するというのもまた楽しいひとときです。
ラグりん★ステーションの１つでもあるカレー工房　ライバックには巡礼者が残していった巡礼ノートもあり、情報交換の場にもなっています。
まだまだ全ての場所が特定されてはいないとも言われている鴨川のロケーション。あなただけの“聖地”を見つけに出かけてはいかがでしょうか。

１．ありのままの鴨川の風景をお楽しみください。
鴨川では特にアニメキャラクターなどを見えるかたちで街中に配置しておりません。駅を降り立った方の中にはもしかするとガッカリされる方もいらっしゃるかもしれません。
鴨川推進委員会は作中に描かれたありのままの鴨川を大切にしたいと考えています。趣旨をご理解いただき、ありのままの鴨川にキャラクターやシーンを想像しながら、巡礼を楽しんでいただければと思います。
まるっ！

２．私有地や危険な場所には絶対に立ち入らないでください。
描かれたシーンの中には私有地や危険な場所もあります。楽しく巡礼いただくために、そうした場所には絶対に立ち入らないでください。
まるっ！！

３．思い出ノートにぜひ足跡を…
魚見塚展望台やラグりん★ステーションなどには「思い出ノート」がされている場所があります。ぜひ一筆でもお記しいただき、足跡を残していただければと思います。また、ＳＮＳやブログなどでの情報発信も大歓迎です。みんなで巡礼の楽しみをシェアしていけたらうれしいことですね。
まるっ！！！



[Scene1] 魚見塚展望台・女神像
オープニングに登場する鴨川市を望むこのシーンだが、魚見塚展望台からの眺めと思われる。
展望台からは鴨川市が広がる長狭平野から太平洋までの壮大な風景を眺めることができる。展望台頂上には鴨川出身の彫刻家・長谷川昴氏作のシンボル女神像「暁風」がある。
ＴＶ放送と時と同じくして、魚見塚展望台は改装され、展望台へのアプローチも整備された。これはアニメ放送とは関係なく当初から計画され、実施された工事で、まさに神がかり的なタイミングであった。

[Scene2] 前原横渚海岸
主人公・京乃まどかの通う鴨川女子高等学校が位置する海岸。
これは前原横渚海岸であろう。
日本の渚百選にも選ばれている、鴨川を代表する白砂青松の美しいビーチである。

[Scene3] 鴨川松島
遠くに海洋に浮かぶ基地のようなものが描かれている大海原を望むこのシーン。
海岸線の崖、手前に浮かぶ小島の特徴から言って、鴨川松島ではないかと思われる。
大小７つの島々からなる鴨川松島は、宮城県の松島を思わせる景観からその名がついた。
島々に茂る松の緑と透き通るような海、白波とのコントラストは、外房随一とも言われている。